@「ウイルス」とは?
「ウイルス」は、風邪やインフルエンザ、水ぼうそう、おたふくかぜ、 はしかなどの感染症を引き起こす病原体です。「コロナウイルス」のほかに、「インフルエンザウイルス」や「ノロウイルス」などが有名ですね。
大腸菌などの「細菌」も、ウイルスと同じように感染症を引き起こす 小さな病原体ですが、「細菌」の大きさが、1〜10μm(マイクロメートル) (1mm の 1/1000〜1/100)くらいの大きさなのに対して、「ウイルス」 の大きさは、10〜100nm(ナノメートル)(1mm の 1/100000〜1/10000) くらいの大きさしかありません。
細菌とちがい、ウイルスに細胞はなく、生物 ではありません。
「細菌」は自分で増える(増殖する)ことが できますが、「ウイルス」は生物の体の中の細胞 に入らないと、増えることができません。
つまり、物の表面についたウイルスがどんどん 増えていくなどということはありません。
A「コロナ」とは?
「コロナ」とは、太陽のまわりの高温のガスの 部分のことで、「冠(かんむり)」という意味の言葉 です。
「コロナウイルス」は、この「コロナ」に形が 似ていることからつけられた名前です。
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B「新型」とは?
ヒトに感染する「コロナウイルス」には、これまで、風邪のウイルス4種類と、「SARS(サーズ)コロナウイルス」、「MERS(マーズ)コロナウイルス」の合わせて6種類が知られていましたが、今回見つかった コロナウイルスは、これまでの6種類とは違う、新しいタイプだということで、「新型」といわれています。
今回の「新型コロナウイルス」は「SARS コロナウイルス2」という名前がつけられています。
「COVID-19」というのは、今回の新型コロナウイルスによる感染症につけられた名前です。