令(れい)和(わ)3年度(ねんど)  学力(がくりょく)検査(けんさ)問題(もんだい)

理科(りか)

 

注意(ちゅうい)

1   監督者(かんとくしゃ)の開始(かいし)の合図(あいず)があるまで,この問題(もんだい)冊子(さっし)を開(ひら)かないでください。
2   問題(もんだい)は,1ページから9ページまであります。
3   解答(かいとう)は,全(すべ)て解答(かいとう)用紙(ようし)の所定(しょてい)の欄(らん)に記入(きにゅう)してください。
4   解答(かいとう)用紙(ようし)の※(こめ)印(じるし)の欄(らん)には,何(なに)も記入(きにゅう)しないでください。
5   監督者(かんとくしゃ)の終了(しゅうりょう)の合図(あいず)で筆記(ひっき)用具(ようぐ)を置(お)き,解答面(かいとうめん)を下(した)に向(む)け,広(ひろ)げて机(つくえ)の上(うえ)に置(お)いてください。
6   解答(かいとう)用紙(ようし)だけを提出(ていしゅつ)し,問題(もんだい)冊子(さっし)は持(も)ち帰(かえ)ってください。

1

1

  明(あきら)さんは,いろいろなセキツイ動物(どうぶつ)の「①呼吸(こきゅう)のしかた」,「②子(こ)のうまれ方(かた)」などの特徴(とくちょう)について調(しら)べ,カードを作成(さくせい)した。その後(ご),作成(さくせい)したカードを使(つか)って,セキツイ動物(どうぶつ)を分類(ぶんるい)する学習(がくしゅう)を行(おこな)った。下(した)のA~Fのカードは,作成(さくせい)したカードの一部(いちぶ)である。

image00001.jpgxmri_0024xmri_0025xmri_0026xmri_0027xmri_0028xmri_0029xmri_002Axmri_002Bxmri_002Cxmri_002Dxmri_002Exmri_002Fxmri_0030xmri_0031xmri_0032xmri_0033xmri_0034

image00002.jpgxmri_0036xmri_0037xmri_0038xmri_0039xmri_003Axmri_003Bxmri_003Cxmri_003Dxmri_003Exmri_003Fxmri_0040xmri_0041xmri_0042xmri_0043xmri_0044

問(とい)1

  Aの(ア),(イ)に,適切(てきせつ)な語句(ごく)を入(い)れよ。

 

問(とい)2

  A~Fを,「体温(たいおん)の保(たも)ち方(かた)」の特徴(とくちょう)によって,2つのなかまに分(わ)けることができた。この2つのなかまのうち,Fと同(おな)じなかまに分(わ)けられたカードを,F以外(いがい)のA~Eから1つ選(えら)び,記号(きごう)を書(か)け。また,Fと同(おな)じなかまに分(わ)けられたセキツイ動物(どうぶつ)の体温(たいおん)の保(たも)ち方(かた)の特徴(とくちょう)を,「外界(がいかい)の温度(おんど)」という語句(ごく)を用(もち)いて,簡潔(かんけつ)に書(か)け。

 

問(とい)3

  A~Fを,魚類(ぎょるい),両生類(りょうせいるい),ハチュウ類(るい),鳥類(ちょうるい),ホニュウ類(るい)の5つのグループに分(わ)けると,2枚(まい)のカードは同(おな)じグループに分類(ぶんるい)された。そのグループは,5つのグループのうちのどれか。

 

問(とい)4

  下(した)の    内(ない)は,学習後(がくしゅうご),明(あきら)さんが,無(む)セキツイ動物(どうぶつ)のなかまである節足(せっそく)動物(どうぶつ)と軟体(なんたい)動物(どうぶつ)の体(からだ)の特徴(とくちょう)について調(しら)べた内容(ないよう)の一部(いちぶ)である。

  カブトムシやカニなどの節足(せっそく)動物(どうぶつ)には,体(からだ)の外側(そとがわ)をおおっている(X)というかたい殻(から)があり,体(からだ)やあしには節(ふし)がある。イカやタコなどの軟体(なんたい)動物(どうぶつ)の体(からだ)には,内臓(ないぞう)を包(つつ)みこむ外(がい)とう膜(まく)というやわらかい膜(まく),節(ふし)のないやわらかいあしがある。

 

(1) 文中(ぶんちゅう)の(X)に,適切(てきせつ)な語句(ごく)を入(い)れよ。
(2) 下線部(かせんぶ)のなかまを,次(つぎ)の1~4から1つ選(えら)び,番号(ばんごう)を書(か)け。

  1  クラゲ

  2  クモ

  3  バッタ

  4  アサリ

2

2

  花(はな)さんと健(けん)さんは,根(ね)が成長(せいちょう)するしくみについて疑問(ぎもん)をもち,タマネギの根(ね)を顕微鏡(けんびきょう)で観察(かんさつ)した。下(した)の    内(ない)は,その観察(かんさつ)の手順(てじゅん)と結果(けっか)である。

【手順(てじゅん)】

①   図(ず)1のように,水(みず)につけて成長(せいちょう)させたタマネギの根(ね)の先端(せんたん)部分(ぶぶん)を,約(やく) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">5</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">m</mi><mi mathvariant="normal">m</mi></math>切(き)りとる。

図(ず)1

image00003.jpgxmri_008Dxmri_008Exmri_008Fxmri_0090xmri_0091xmri_0092

②   切(き)りとった根(ね)を,うすい塩酸(えんさん)に入(い)れて,数分間(すうふんかん)あたためた後(あと),水洗(みずあら)いする。
③   水洗(みずあら)いした根(ね)を,スライドガラスにのせ,染色液(せんしょくえき)を1滴(てき)落(お)として柄(え)つき針(ばり)でほぐし,数分間(すうふんかん)置(お)く。
④   スライドガラスにカバーガラスをかぶせてプレパラートを作成(さくせい)する。
⑤   AとBを,顕微鏡(けんびきょう)の倍率(ばいりつ)を同(おな)じにして,それぞれ観察(かんさつ)し,スケッチする。

 

【結果(けっか)】

image00004.jpgxmri_00A6xmri_00A7xmri_00A8xmri_00A9xmri_00AAxmri_00ABxmri_00ACxmri_00ADxmri_00AExmri_00AFxmri_00B0

 

問(とい)1

  下(した)の    内(ない)は,顕微鏡(けんびきょう)の倍率(ばいりつ)を高(たか)くして観察(かんさつ)するときの操作(そうさ)について説明(せつめい)した内容(ないよう)の一部(いちぶ)である。文中(ぶんちゅう)の(ア)に,適切(てきせつ)な語句(ごく)を入(い)れよ。また,(イ)に入(はい)る,図(ず)2のQで示(しめ)す部分(ぶぶん)の名称(めいしょう)を書(か)け。

  顕微鏡(けんびきょう)の倍率(ばいりつ)を高(たか)くするときは,見(み)たいものが視野(しや)の(ア)にくるようにしてから,図(ず)2のPで示(しめ)されるレボルバーを回(まわ)し,高倍率(こうばいりつ)の対物(たいぶつ)レンズにする。その後(ご),図(ず)2のQで示(しめ)される(イ)を調節(ちょうせつ)して,観察(かんさつ)しやすい明(あか)るさにする。

 

図(ず)2

image00005.jpgxmri_00C4xmri_00C5

3

問(とい)2

  下(した)は,結果(けっか)をふまえて,根(ね)が成長(せいちょう)するしくみについて考察(こうさつ)しているときの,花(はな)さんと健(けん)さんと先生(せんせい)の会話(かいわ)の一部(いちぶ)である。

image00006.jpg

「結果(けっか)から何(なに)か気(き)づいたことはありませんか。」

image00007.jpg

「Bに比(くら)べてAでは,細胞(さいぼう)の大(おお)きさは小(ちい)さく,さまざまな大(おお)きさの細胞(さいぼう)がたくさん見(み)られます。」

image00008.jpg

「Aの細胞(さいぼう)の中(なか)には,いろいろな形(かたち)をしたひも状(じょう)のものが見(み)られますが,Bの細胞(さいぼう)の中(なか)には見(み)られません。」

image00009.jpg

「よく気(き)づきましたね。Aの細胞(さいぼう)の中(なか)に見(み)られるひも状(じょう)のものは,染色体(せんしょくたい)といい,細胞(さいぼう)が分裂(ぶんれつ)するときに見(み)られます。それでは,結果(けっか)から気(き)づいたことをもとに,どのようにして根(ね)が成長(せいちょう)するのか考(かんが)えてみましょう。」

image00010.jpg

「いろいろな形(かたち)の染色体(せんしょくたい)が見(み)られたAで,細胞(さいぼう)が分裂(ぶんれつ)することによって根(ね)が成長(せいちょう)すると考(かんが)えられます。」

image00011.jpg

「そうですね。さらに,花(はな)さんが結果(けっか)から気(き)づいたことに着目(ちゃくもく)して,細胞(さいぼう)にどのような変化(へんか)が起(お)きるか考(かんが)えてみるとどうですか。」

image00012.jpg

「Aで細胞(さいぼう)が分裂(ぶんれつ)することによって〔  〕ことで,根(ね)が成長(せいちょう)するといえます。」

image00013.jpg

「その通(とお)りです。」

 

(1)   会話文中(かいわぶんちゅう)の下線(かせん)部(ぶ)について,【結果(けっか)】のa~eで示(しめ)す細胞(さいぼう)を,aを1番目(ばんめ)として細胞(さいぼう)が分裂(ぶんれつ)していく順(じゅん)に並(なら)べ,記号(きごう)で答(こた)えよ。
(2)   会話文中(かいわぶんちゅう)の〔  〕にあてはまる内容(ないよう)を,簡潔(かんけつ)に書(か)け。

 

問(とい)3

  下(した)の    内(ない)は,タマネギの根(ね)の先端(せんたん)に近(ちか)い部分(ぶぶん)で起(お)こる細胞(さいぼう)分裂(ぶんれつ)について,健(けん)さんが調(しら)べた内容(ないよう)の一部(いちぶ)である。(X)にあてはまる内容(ないよう)を,簡潔(かんけつ)に書(か)け。また(Y)に,適切(てきせつ)な語句(ごく)を入(い)れよ。

  タマネギの根(ね)の先端(せんたん)に近(ちか)い部分(ぶぶん)で起(お)こる細胞(さいぼう)分裂(ぶんれつ)では,分裂(ぶんれつ)前(まえ)の1つの細胞(さいぼう)と分裂後(ぶんれつご)の1つの細胞(さいぼう)の,それぞれの核(かく)にある染色体(せんしょくたい)の数(かず)が等(ひと)しくなる。このように,染色体(せんしょくたい)の数(かず)が等(ひと)しくなるのは,細胞(さいぼう)が分裂(ぶんれつ)する前(まえ)に,(  X  )にそれぞれ入(はい)るからである。このような細胞(さいぼう)のふえ方(かた)を(Y)という。

 

4

3

  次(つぎ)の各問(かくとい)に答(こた)えよ。

問(とい)1

  図(ず)1のような装置(そうち)を組(く)み立(た)て,水(みず) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">2</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">m</mi><mi mathvariant="normal">L</mi></math>とエタノール <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">5</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">m</mi><mi mathvariant="normal">L</mi></math>の混合物(こんごうぶつ)を加熱(かねつ)し,ガラス管(かん)から出(で)てくる液体(えきたい)を試験管(しけんかん)A,B,Cの順(じゅん)に約(やく) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">3</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">m</mi><mi mathvariant="normal">L</mi></math>ずつ集(あつ)めた。

図(ず)1

image00014.jpgxmri_0114xmri_0115xmri_0116xmri_0117xmri_0118xmri_0119xmri_011Axmri_011Bxmri_011Cxmri_011D

また,液体(えきたい)を集(あつ)めているとき,出(で)てくる蒸気(じょうき)の温度(おんど)を測定(そくてい)した。その後(ご),A~Cに集(あつ)めた液体(えきたい)をそれぞれ脱脂綿(だっしめん)につけ,火(ひ)をつけて液体(えきたい)の性質(せいしつ)を調(しら)べた。表(ひょう)は,実験(じっけん)の結果(けっか)を示(しめ)したものである。

  ただし,図(ず)1は,枝(えだ)つきフラスコにとりつける温度計(おんどけい)を省略(しょうりゃく)している。

表(ひょう)

試験管(しけんかん)

A

B

C

温度(おんど)〔 <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mi class="unknown_entity" mathvariant="normal">℃</mi></math>〕

<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">7</mn><mn mathvariant="normal">2</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">5</mn></math>~ <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">8</mn><mn mathvariant="normal">4</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">5</mn></math>

<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">8</mn><mn mathvariant="normal">4</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">5</mn></math>~ <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">9</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">0</mn></math>

<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">9</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">0</mn></math>~ <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">9</mn><mn mathvariant="normal">3</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">0</mn></math>

脱脂綿(だっしめん)に火(ひ)を
つけたときのようす

長(なが)く燃(も)えた。

少(すこ)し燃(も)えるが, 
すぐに消(き)えた。

燃(も)えなかった。 

 

(1)   下線部(かせんぶ)の操作(そうさ)を行(おこな)うために,枝(えだ)つきフラスコに温度計(おんどけい)を正(ただ)しくとりつけた図(ず)として,最(もっと)も適切(てきせつ)なものを,次(つぎ)の1~4から1つ選(えら)び,番号(ばんごう)を書(か)け。

image00015.jpgxmri_0143xmri_0144xmri_0145xmri_0146xmri_0147xmri_0148

(2)   表(ひょう)の脱脂綿(だっしめん)に火(ひ)をつけたときのようすのちがいから,エタノールを最(もっと)も多(おお)くふくんでいるのはAであることがわかった。Aに集(あつ)めた液体(えきたい)が,エタノールを最(もっと)も多(おお)くふくんでいる理由(りゆう)を,「沸点(ふってん)」という語句(ごく)を用(もち)いて,簡潔(かんけつ)に書(か)け。
(3)   この実験(じっけん)のように,液体(えきたい)を加熱(かねつ)して気体(きたい)にし,冷(ひ)やして再(ふたた)び液体(えきたい)にして集(あつ)める方法(ほうほう)を何(なん)というか。

 

問(とい)2

  図(ず)2のように,ポリプロピレンの小片(しょうへん)を,水(みず)とエタノールにそれぞれ入(い)れ,ポリプロピレンの小片(しょうへん)の浮(う)き沈(しず)みを調(しら)べる実験(じっけん)を行(おこな)った。下(した)の    内(ない)は,この実験(じっけん)についてまとめた内容(ないよう)の一部(いちぶ)である。文中(ぶんちゅう)の〔 〕にあてはまる内容(ないよう)を,簡潔(かんけつ)に書(か)け。

図(ず)2

image00016.jpgxmri_0161xmri_0162xmri_0163

  ポリプロピレンの小片(しょうへん)は,水(みず)に入(い)れると浮(う)き,エタノールに入(い)れると沈(しず)んだ。このように,ポリプロピレンの小片(しょうへん)の浮(う)き沈(しず)みにちがいが見(み)られたのは,ポリプロピレンの密度(みつど)が,〔  〕からである。

 

5

4

  炭酸(たんさん)水素(すいそ)ナトリウムを加熱(かねつ)したときの変化(へんか)を調(しら)べる実験(じっけん)を行(おこな)った。下(した)の    内(ない)は,その実験(じっけん)の手順(てじゅん)である。

【手順(てじゅん)】

①   試験管(しけんかん)Aに炭酸(たんさん)水素(すいそ)ナトリウム <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">g</mi></math>を入(い)れ,図(ず)1のように炭酸(たんさん)水素(すいそ)ナトリウムを加熱(かねつ)する。

図(ず)1

image00017.jpgxmri_0175xmri_0176xmri_0177xmri_0178xmri_0179xmri_017Axmri_017Bxmri_017C

②   ガラス管(かん)から出(で)てくる気体(きたい)を,水上(すいじょう)置換法(ちかんほう)で,試験管(しけんかん)B,Cの順(じゅん)に2本(ほん)の試験管(しけんかん)に集(あつ)めた後(あと),ガラス管(かん)から気体(きたい)が出(で)なくなったら加熱(かねつ)をやめる。
③   Bに集(あつ)めた気体(きたい)は使(つか)わずに,Cに石灰水(せっかいすい)を入(い)れてよく振(ふ)り,変化(へんか)を観察(かんさつ)する。
④   加熱(かねつ)したAの口(くち)にできた液体(えきたい)に,乾(かわ)いた塩化(えんか)コバルト紙(し)をつけて,色(いろ)の変化(へんか)を観察(かんさつ)する。
⑤   Aが冷(さ)めてから,Aの中(なか)に残(のこ)った物質(ぶっしつ)をとり出(だ)し,その物質(ぶっしつ)が炭酸(たんさん)水素(すいそ)ナトリウムとは別(べつ)の物質(ぶっしつ)であることを確認(かくにん)する。

 

問(とい)1

  手順(てじゅん)④の操作(そうさ)を行(おこな)ったとき,塩化(えんか)コバルト紙(し)の色(いろ)の変化(へんか)から,炭酸(たんさん)水素(すいそ)ナトリウムを加熱(かねつ)すると,水(みず)ができたことがわかった。塩化(えんか)コバルト紙(し)の色(いろ)の変化(へんか)として適切(てきせつ)なものを,次(つぎ)の1~4から1つ選(えら)び,番号(ばんごう)を書(か)け。

  1 青色(あおいろ)から緑色(みどりいろ)に変化(へんか)した。
  2 青色(あおいろ)から赤色(あかいろ)に変化(へんか)した。
  3 赤色(あかいろ)から青色(あおいろ)に変化(へんか)した。
  4 緑色(みどりいろ)から青色(あおいろ)に変化(へんか)した。

 

問(とい)2

  手順(てじゅん)⑤について,Aの中(なか)に残(のこ)った物質(ぶっしつ)が,炭酸(たんさん)水素(すいそ)ナトリウムとは別(べつ)の物質(ぶっしつ)であることを確認(かくにん)する実験(じっけん)の方法(ほうほう)を,1つ簡潔(かんけつ)に書(か)け。

 

問(とい)3

  下(した)の    内(ない)は,この実験(じっけん)についてまとめた内容(ないよう)の一部(いちぶ)である。

  炭酸(たんさん)水素(すいそ)ナトリウムを加熱(かねつ)すると,固体(こたい),気体(きたい),液体(えきたい)の3種類(しゅるい)の物質(ぶっしつ)に分(わ)かれることがわかった。このように,1種(しゅ)類(るい)の物質(ぶっしつ)が2種類(しゅるい)以上(いじょう)の物質(ぶっしつ)に分(わ)かれる化学(かがく)変化(へんか)を(X)という。

 

(1)   下(か)線部(せんぶ)について,炭酸(たんさん)水素(すいそ)ナトリウムを加熱(かねつ)したときの化学(かがく)変化(へんか)を,化学(かがく)反応式(はんのうしき)で表(あらわ)すとどうなるか。解答(かいとう)欄(らん)の図(ず)2を完成(かんせい)させよ。

図(ず)2

  (   ) → <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mi mathvariant="normal">N</mi><msub><mi mathvariant="normal">a</mi><mrow><mn mathvariant="normal">2</mn></mrow></msub><mi mathvariant="normal">C</mi><msub><mi mathvariant="normal">O</mi><mrow><mn mathvariant="normal">3</mn></mrow></msub></math> <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mi mathvariant="normal">+</mi></math>(   )  <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mi mathvariant="normal">+</mi></math>(   )

 

(2)   文中(ぶんちゅう)の(X)に,適切(てきせつ)な語句(ごく)を入(い)れよ。

 

問(とい)4

  この実験(じっけん)のように,化学(かがく)変化(へんか)によって気体(きたい)が発生(はっせい)するものを,次(つぎ)の1~4から全(すべ)て選(えら)び,番号(ばんごう)を書(か)け。

  1 亜鉛(あえん)にうすい塩酸(えんさん)を加(くわ)える。
  2 うすい硫酸(りゅうさん)にうすい水酸化(すいさんか)バリウム水溶液(すいようえき)を加(くわ)える。
  3 二酸化(にさんか)マンガンにうすい過(か)酸(さん)化(か)水(すい)素(そ)水(すい)を加(くわ)える。
  4 うすい水酸化(すいさんか)ナトリウム水溶液(すいようえき)にマグネシウムリボンを入(い)れる。

6

5

  恵(めぐみ)さんは,地層(ちそう)の特徴(とくちょう)を調(しら)べるために,家(いえ)の近(ちか)くの道路(どうろ)わきに見(み)られた露頭(ろとう)(地層(ちそう)が地表(ちひょう)に現(あらわ)れているがけ)を観察(かんさつ)した。下(した)の    内(ない)は,その観察(かんさつ)の手順(てじゅん)と結果(けっか)である。ただし,露頭(ろとう)を観察(かんさつ)した地域(ちいき)では,地層(ちそう)の上下(じょうげ)の逆転(ぎゃくてん)や断層(だんそう)はなく,それぞれの地層(ちそう)は,平行(へいこう)に重(かさ)なっており,ある一定(いってい)の方向(ほうこう)に傾(かたむ)いて広(ひろ)がっていることがわかっている。

【手順(てじゅん)】

  地層(ちそう)の広(ひろ)がり,重(かさ)なり,傾(かたむ)きを観察(かんさつ)し,露頭(ろとう)全体(ぜんたい)をスケッチする。次(つぎ)に,地層(ちそう)の厚(あつ)さ,色(いろ),粒(つぶ)の大(おお)きさを観察(かんさつ)し,それぞれの層(そう)の特徴(とくちょう)を記録(きろく)する。また,化石(かせき)があるかどうかを調(しら)べ,記録(きろく)する。

【結果(けっか)】

image00018.jpgxmri_01EAxmri_01EBxmri_01ECxmri_01EDxmri_01EExmri_01EFxmri_01F0xmri_01F1xmri_01F2xmri_01F3xmri_01F4xmri_01F5

 

問(とい)1

  A層(そう)~E層(そう)のうち,最(もっと)も古(ふる)い地層(ちそう)はどれか。A~Eから1つ選(えら)び,記号(きごう)を書(か)け。

 

問(とい)2

  下(か)線部(せんぶ)について,C層(そう)にふくまれているれきが,丸(まる)みを帯(お)びた理由(りゆう)を,簡潔(かんけつ)に書(か)け。

 

問(とい)3

  E層(そう)が堆積(たいせき)した当時(とうじ),この地層(ちそう)がある地域(ちいき)はどのような環境(かんきょう)であったと考(かんが)えられるか,簡潔(かんけつ)に書(か)け。

 

問(とい)4

  観察後(かんさつご),恵(めぐみ)さんは,露頭(ろとう)を観察(かんさつ)した地域(ちいき)で,地層(ちそう)の広(ひろ)がりを調(しら)べた。図(ず)1は,この地域(ちいき)の地形図(ちけいず)を模式的(もしきてき)に表(あらわ)したものであり,地点(ちてん)Pは,観察(かんさつ)を行(おこな)った露頭(ろとう)の位置(いち)を示(しめ)している。また,地点(ちてん)Qは,地点(ちてん)Pの真南(まみなみ)に位置(いち)し,地点(ちてん)Rは,地点(ちてん)Qの真東(まひがし)に位置(いち)し,地点(ちてん)Sは,地点(ちてん)Pの真東(まひがし)で,地点(ちてん)Rの真北(まきた)に位置(いち)している。図(ず)2は,地点(ちてん)P,Q,Rの柱状図(ちゅうじょうず)である。

図(ず)1

image00019.jpgxmri_021Bxmri_021Cxmri_021Dxmri_021Exmri_021Fxmri_0220xmri_0221xmri_0222xmri_0223xmri_0224

 

図(ず)2

image00020.jpgxmri_0227xmri_0228xmri_0229xmri_022Axmri_022Bxmri_022Cxmri_022Dxmri_022Exmri_022Fxmri_0230xmri_0231xmri_0232xmri_0233xmri_0234xmri_0235xmri_0236

  地点(ちてん)Sの地層(ちそう)の重(かさ)なり方(かた)を柱状図(ちゅうじょうず)で図(ず)3に表(あらわ)したとき,E層(そう)はどの位置(いち)にくるか。E層(そう)の位置(いち)を,解答(かいとう)欄(らん)の図(ず)3中(ちゅう)で,ぬりつぶして示(しめ)せ。

図(ず)3

image00021.jpgxmri_023Exmri_023Fxmri_0240xmri_0241xmri_0242xmri_0243xmri_0244xmri_0245xmri_0246

 

7

6

  図(ず)1~図(ず)3は,ある年(とし)の3月(がつ)の連続(れんぞく)した3(みっ)日(か)間(かん),それぞれの日(ひ)の同(おな)じ時刻(じこく)における,日本(にほん)付近(ふきん)の気圧(きあつ)配置(はいち)などを示(しめ)したものである。ただし,図(ず)1~図(ず)3は,日付(ひづけ)の順(じゅん)に並(なら)んでおり,図中(ずちゅう)のXは,同一(どういつ)の地点(ちてん)を示(しめ)している。下(した)は,地点(ちてん)Xの天気(てんき)の変化(へんか)をもとに,日本(にほん)の春(はる)の天気(てんき)の特徴(とくちょう)について考察(こうさつ)しているときの,登(のぼる)さんと愛(あい)さんと先生(せんせい)の会話(かいわ)の一部(いちぶ)である。

image00022.jpgxmri_0255xmri_0256xmri_0257xmri_0258xmri_0259xmri_025Axmri_025Bxmri_025Cxmri_025Dxmri_025Exmri_025Fxmri_0260xmri_0261xmri_0262xmri_0263xmri_0264xmri_0265xmri_0266xmri_0267xmri_0268xmri_0269xmri_026Axmri_026Bxmri_026Cxmri_026Dxmri_026Exmri_026Fxmri_0270

image00023.jpg

「図(ず)1から図(ず)3をもとに,地点(ちてん)Xの天気(てんき)を考(かんが)えてみましょう。」

image00024.jpg

「①図(ず)1,図(ず)3の地点(ちてん)Xは,近(ちか)くに高気圧(こうきあつ)の中心(ちゅうしん)があるので,晴(は)れていたと思(おも)います。」

image00025.jpg

「図(ず)2の地点(ちてん)Xは,低気圧(ていきあつ)にともなう②寒冷(かんれい)前線(ぜんせん)が通過(つうか)した後(あと)だと考(かんが)えられるので,雨(あめ)やくもりになっていたと思(おも)います。」

image00026.jpg

「そうですね。それでは,考(かんが)えたことをもとに,日本(にほん)の春(はる)の天気(てんき)の特徴(とくちょう)を,図(ず)1,図(ず)2,図(ず)3の気圧(きあつ)配置(はいち)の変化(へんか)と,天気(てんき)の変化(へんか)を関係(かんけい)づけて説明(せつめい)してみましょう。」

image00027.jpg

「日本(にほん)の春(はる)の天気(てんき)は,〔  〕という特徴(とくちょう)があるといえます。」

image00028.jpg

「その通(とお)りです。」

 

問(とい)1

  下線部(かせんぶ)①の高気圧(こうきあつ)について,中心部(ちゅうしんぶ)の気流(きりゅう)と地上(ちじょう)付近(ふきん)の風(かぜ)のふき方(かた)を示(しめ)した図(ず)として,最(もっと)も適切(てきせつ)なものを,次(つぎ)の1~4から1つ選(えら)び,番号(ばんごう)を書(か)け。

image00029.jpgxmri_0299xmri_029Axmri_029Bxmri_029Cxmri_029Dxmri_029Exmri_029Fxmri_02A0

 

問(とい)2

  図(ず)4は,図(ず)2の地点(ちてん)Xにおける,気温(きおん),天気(てんき),風向(ふうこう),風力(ふうりょく)の1日(にち)の変化(へんか)を示(しめ)したものである。

  下線部(かせんぶ)②について,愛(あい)さんは,図(ず)4から,寒冷(かんれい)前線(ぜんせん)が図(ず)2の地点(ちてん)Xを通過(つうか)したのは,6時(じ)から9時(じ)の間(あいだ)であると考(かんが)えた。その考(かんが)えの根拠(こんきょ)となる気象(きしょう)要素(ようそ)の変化(へんか)のうち,風向(ふうこう)の変化(へんか)を,図(ず)4から読(よ)み取(と)って,簡潔(かんけつ)に書(か)け。

図(ず)4

image00030.jpgxmri_02B3xmri_02B4xmri_02B5xmri_02B6xmri_02B7xmri_02B8xmri_02B9xmri_02BAxmri_02BBxmri_02BCxmri_02BDxmri_02BExmri_02BFxmri_02C0xmri_02C1xmri_02C2xmri_02C3xmri_02C4xmri_02C5xmri_02C6xmri_02C7xmri_02C8xmri_02C9xmri_02CAxmri_02CBxmri_02CC

 

問(とい)3

  会話文中(かいわぶんちゅう)の〔 〕にあてはまる内容(ないよう)を,簡潔(かんけつ)に書(か)け。

8

7

  図(ず)1のように, <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">3</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi class="unknown_entity" mathvariant="normal">Ω</mi></math>の抵抗(ていこう)Xと <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">2</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi class="unknown_entity" mathvariant="normal">Ω</mi></math>の抵抗(ていこう)Yを用(もち)いて,回路(かいろ)AとBをつくり,それぞれの全体(ぜんたい)の抵抗(ていこう)を調(しら)べる実験(じっけん)を行(おこな)った。実験(じっけん)では,それぞれの電圧計(でんあつけい)が <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">3</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">V</mi></math>を示(しめ)すようにして,回路(かいろ)を流(なが)れる電流(でんりゅう)の大(おお)きさを測定(そくてい)した。このとき,回路(かいろ)AとBの電流計(でんりゅうけい)の針(はり)は,それぞれ図(ず)2のように示(しめ)した。ただし,抵抗(ていこう)Xと抵抗(ていこう)Y以外(いがい)の抵抗(ていこう)は考(かんが)えないものとする。

図(ず)1

image00031.jpgxmri_02E0xmri_02E1xmri_02E2xmri_02E3xmri_02E4xmri_02E5xmri_02E6xmri_02E7xmri_02E8xmri_02E9xmri_02EAxmri_02EBxmri_02ECxmri_02ED

図(ず)2

image00032.jpgxmri_02F0xmri_02F1xmri_02F2xmri_02F3xmri_02F4xmri_02F5xmri_02F6xmri_02F7xmri_02F8xmri_02F9xmri_02FAxmri_02FB

問(とい)1

  回路(かいろ)Aの回路図(かいろず)を,電気用(でんきよう)図記号(ずきごう)を使(つか)って解答(かいとう)欄(らん)に記入(きにゅう)せよ。

 

問(とい)2

  回路(かいろ)Bの全体(ぜんたい)の抵抗(ていこう)の大(おお)きさは何(なん) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mi class="unknown_entity" mathvariant="normal">Ω</mi></math>か。

 

問(とい)3

  下(した)の    内(ない)は,回路(かいろ)AとBのそれぞれの抵抗(ていこう)に流(なが)れる電流(でんりゅう)の大(おお)きさの大小(だいしょう)関係(かんけい)について考察(こうさつ)したものである。文中(ぶんちゅう)の(①),(②)に, <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mo mathvariant="normal">&gt;</mo></math>, <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mo mathvariant="normal">&lt;</mo></math>, <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mi mathvariant="normal">=</mi></math>のうち,適切(てきせつ)な記号(きごう)をそれぞれ書(か)け。

  回路(かいろ)Aの抵抗(ていこう)Xおよび抵抗(ていこう)Yに流(なが)れる電流(でんりゅう)の大(おお)きさを,それぞれP,Qとすると,P(①)Qとなる。また,回路(かいろ)Bの抵抗(ていこう)Xに流(なが)れる電流(でんりゅう)の大(おお)きさをRとすると,P(②)Rとなる。

 

問(とい)4

  家庭内(かていない)の電気(でんき)配線(はいせん)では,電気(でんき)器具(きぐ)が並列(へいれつ)につながれている。 <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">V</mi></math>  <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mn mathvariant="normal">2</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">W</mi></math>の表示(ひょうじ)のあるアイロンと, <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">V</mi></math>  <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">5</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">W</mi></math>の表示(ひょうじ)のあるノートパソコンを,それぞれ家庭内(かていない)の <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">V</mi></math>のコンセントにつないで使用(しよう)した。アイロンをある一定(いってい)時間(じかん)使用(しよう)したときの電力量(でんりょくりょう)が,ノートパソコンを <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">8</mn><mn mathvariant="normal">0</mn></math>分間(ぷんかん)使用(しよう)したときの電力量(でんりょくりょう)と等(ひと)しくなった。アイロンの使用(しよう)時間(じかん)は,何分(なんぷん)何秒(なんびょう)か。

9

8

  図(ず)1のような装置(そうち)を用(もち)いて,球(きゅう)がもつ位置(いち)エネルギーについて調(しら)べる実験(じっけん)を行(おこな)った。

図(ず)1

image00033.jpgxmri_0324xmri_0325xmri_0326xmri_0327xmri_0328xmri_0329xmri_032Axmri_032Bxmri_032C

実験(じっけん)では,質量(しつりょう) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">2</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">g</mi></math>の球(きゅう)Xを,球(きゅう)の高(たか)さが <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">c</mi><mi mathvariant="normal">m</mi></math>, <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">2</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">c</mi><mi mathvariant="normal">m</mi></math>, <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">3</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">c</mi><mi mathvariant="normal">m</mi></math>の位置(いち)から斜面(しゃめん)にそって静(しず)かに転(ころ)がして木片(もくへん)に衝突(しょうとつ)させ,木片(もくへん)が動(うご)いた距離(きょり)をそれぞれはかった。

  次(つぎ)に,球(きゅう)Xを,質量(しつりょう) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">3</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">g</mi></math>の球(きゅう)Y,質量(しつりょう) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">4</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">g</mi></math>の球(きゅう)Zにかえて,それぞれ実験(じっけん)を行(おこな)った。図(ず)2は,実験(じっけん)の結果(けっか)をもとに,球(きゅう)の高(たか)さと木片(もくへん)が動(うご)いた距離(きょり)の関係(かんけい)をグラフで表(あらわ)したものである。

図(ず)2

image00034.jpgxmri_033Dxmri_033Exmri_033Fxmri_0340xmri_0341xmri_0342xmri_0343xmri_0344xmri_0345xmri_0346xmri_0347xmri_0348

  ただし,球(きゅう)とレールとの間(あいだ)の摩擦(まさつ)や空気(くうき)の抵抗(ていこう)は考(かんが)えないものとし,球(きゅう)がもつエネルギーは全(すべ)て衝突(しょうとつ)によって木片(もくへん)を動(うご)かす仕事(しごと)に使(つか)われるものとする。また,質量(しつりょう) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">g</mi></math>の物体(ぶったい)にはたらく重力(じゅうりょく)の大(おお)きさを <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">N</mi></math>とする。

 

問(とい)1

  球(きゅう)Xは斜面(しゃめん)を転(ころ)がった後(あと),一定(いってい)の速(はや)さでA点(てん)からB点(てん)を通(とお)ってC点(てん)まで水平(すいへい)なレール上(じょう)を転(ころ)がった。このように,一定(いってい)の速(はや)さで一直線上(いっちょくせんじょう)を進(すす)む運動(うんどう)を何(なん)というか。

  また,図(ず)3は,球(きゅう)XがB点(てん)を通過(つうか)しているときの球(きゅう)Xを表(あらわ)している。このときの球(きゅう)Xにはたらく垂直(すいちょく)抗力(こうりょく)を,解答(かいとう)欄(らん)の図(ず)3に力(ちから)の矢印(やじるし)で示(しめ)せ。なお,力(ちから)の作用点(さようてん)をimage00035.jpgで示(しめ)すこと。ただし,図(ず)3の1目盛(めも)りを <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">0</mn><mo mathvariant="normal">.</mo><mn mathvariant="normal">1</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">N</mi></math>とする。

図(ず)3

image00036.jpg

 

問(とい)2

  図(ず)1の装置(そうち)を用(もち)いて,質量(しつりょう)のわからない球(きゅう)Mを,球(きゅう)の高(たか)さが <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mn mathvariant="normal">0</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">c</mi><mi mathvariant="normal">m</mi></math>の位置(いち)から斜面(しゃめん)にそって静(しず)かに転(ころ)がすと,木片(もくへん)が <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mn mathvariant="normal">1</mn><mn mathvariant="normal">1</mn><mi mathvariant="normal">&MediumSpace;</mi><mi mathvariant="normal">c</mi><mi mathvariant="normal">m</mi></math>動(うご)いた。球(きゅう)Mの質量(しつりょう)は何(なん) <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mi mathvariant="normal">g</mi></math>か。

 

問(とい)3

  実験後(じっけんご),図(ず)4のような装置(そうち)をつくり,球(きゅう)の運動(うんどう)のようすを調(しら)べた。

図(ず)4

image00037.jpgxmri_036Axmri_036Bxmri_036Cxmri_036Dxmri_036Exmri_036Fxmri_0370xmri_0371xmri_0372xmri_0373

実験(じっけん)では,球(きゅう)XをP点(てん)から斜面(しゃめん)にそって静(しず)かに転(ころ)がした。このとき,球(きゅう)Xは,Q点(てん),R点(てん),S点(てん)を通(とお)ってT点(てん)に達(たっ)した。図(ず)5は,球(きゅう)XがP点(てん)からS点(てん)に達(たっ)するまでの,球(きゅう)Xがもつ位置(いち)エネルギーの変化(へんか)を,模式的(もしきてき)に示(しめ)したものである。

図(ず)5

image00038.jpgxmri_0381xmri_0382xmri_0383xmri_0384xmri_0385xmri_0386xmri_0387

球(きゅう)XがP点(てん)からS点(てん)に達(たっ)するまでの,球(きゅう)Xがもつ運動(うんどう)エネルギーの変化(へんか)を,解答(かいとう)欄(らん)の図(ず)5に記入(きにゅう)せよ。